交通事故むち打ち!通院期間が長いほど慰謝料があがる?

むち打ちとは

交通事故の際の衝撃は、時速や質量によって加わる力が大きくなるため、遅いスピードで衝突したとしても人体への影響は深刻です。特にむち打ち症の場合は、その場では痛みが無かったとしても翌日以降に症状が悪化することが多く、日常生活に多大な影響を及ぼすケースが少なくありません。このため交通事故の被害に遭った場合は、完治するまでしっかりと病院で治療する必要があります。

交通事故による怪我の治療は健康保険が適用されないため、治療費は自賠責保険や任意保険から補填されますが、治療費が無料だったとしても通院のため会社を休んだり、重度の場合は入院になる可能性もありますから、被害者は治療費以上の損害を被ることになります。

このため被害者に対しては、保険から治療費以外に慰謝料も支払われます。まず治療費については、被害者が病院へ行く前に保険会社から連絡されるため、治療費を持参せずに診察や治療を受けられるのが一般的です。

後遺症が残る可能性もあるため、面倒でも完治するまで治療し続けた方が無難です。完治したかどうかは担当医の判断によって決められますが、一般的には症状固定となった際に完了となります。

症状固定とは、それ以上治療しても良化が見込めない状態のことで、この時点で生活に支障の出るような深刻な症状が残っている場合は、後遺症として判断することになります。

治療費とは別に、通院時や入院中は加害者の保険から慰謝料が支給されます。仮に加害者が任意保険に加入していなかったり、保険適用外の事案だったとしても、上限はありますが自賠責保険から補償されるようになっています。

自賠責保険とは車両が強制的に加入している保険のことで、車検を通している自動車は全て加入しているため、一部の例外を除きほとんどのケースで補償の対象となります。

むち打ち症の場合は症状が比較的軽度なため、入院ではなく病院に通いながら治療することがほとんどです。被害者が請求できるものに、傷害慰謝料と休業損害の2種類が存在します。

障害慰謝料は基本の金額が4200円となっており、これに通院した日数を掛けあわせ更に2倍した金額が合計金額です。期間が長ければ長いほど、高額になるのはこのためです。例えば完治までに8回の治療を要した場合は、4200円x8回x2=67200円となります。日数に明確な制限はありませんが、通常は常識の範囲内とする必要があります。

一度に処方される薬は、一週間分から二週間分となるため、月に2回から4回程度が普通です。
傷害慰謝料に関しては、あくまでも精神的な苦痛に対する補償という意味合いがあるため、職業に関係なく請求可能です。

請求と言っても多くは保険会社との事務的なやり取りとなり、被害者側に重大な落ち度が無い限り示談となるため、加害者側の保険会社が手続きを進めていくこととなります。

示談の注意点

ただし示談はあくまでも通院完了後に行われます。通常は治療が終わる頃に保険会社から示談に関する連絡が入り、問題が無ければ各種書類が送付されてきます。書類には1日あたりの補償金額や、通院日数に関して記載されており、必要事項を記入したうえで保険会社に送り返すと示談が成立し、一週間程度で指定の口座に慰謝料が振り込まれます。このため届いた書類の内容は、しっかりと確認する必要があります。
このほか仕事をしている場合は、休業損害を請求可能です。休業損害は基準額が5700円となっていますが、収入によっては最大日額1万9000円となり、過去3ヶ月間の収入から算出します。通院が8回で日額が仮に5700円とした場合、5700円x8回で45600円となります。
サラリーマン以外でも、主婦業に影響があった場合は同様に請求することができます。

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